8? 30, 2016
ユーザビリティテスト時の金銭的な注意点
正直に言うと、徹底的かつ効果的なユーザビリティ・テストは無料ではありません。しかし、その代わりに、テストされていないサイトやセクション、新しいページセットなどを公開することは、間違えると非常に高くつく可能性があります。しかし、このようなプロジェクトに着手する際には、自分がどのような状況に置かれているのか、そして、その対価として何を得ることができるのかを知る必要があります。(コストをコントロールするためのヒントがあってもいいのではないでしょうか。)
ユーザビリティ・テストの実施を代行する代理店を募集する場合でも、スタッフ・チームを指名する場合でも、予算を決める前に、その他の潜在的なコストについて認識しておく必要があります。
ユーザビリティ演習に関連して、予定外のコストや予想外のコストが発生する可能性がある例をいくつか挙げてみましょう。
- 旅行また、現地に滞在しなければならない場合、ホテル代などの旅費や生活費がかさみます。もし、作業を現地で行うことが可能であれば、かなりの出費を抑えることができ、より便利で管理もしやすくなるはずです。
- ケータリングサンドイッチや飲み物を数種類提供するだけなら、「これだけの費用がかかるのか」と思うかもしれませんが、こうした提供には法外な料金(例えば、ソフトドリンク1.20ポンド、サンドイッチ5ポンド)がかかることが多いことを覚えておいてください。数人のテスターが数時間おきに冷蔵庫をあさるような状況が数日続けば、すぐに膨れ上がってしまうでしょう。もしそれが可能であれば、自分で備蓄したほうがよいかもしれません。
- プロトタイプの開発費用これは、単に標準的なプロトタイプを作るだけでなく、テストを容易にし、可能な限り最良の結果を得るために、より詳細なレベルや追加機能が必要であることを意味します。テストに特化したプロトタイプを作ることで、後で大規模な(そしてコストのかかる)修正をする必要がないようにするのがよいでしょう。
- 変革の実行に関わるコストテストプロセスで発見したことは、サイトの変更につながる可能性が高く、場合によっては根本的な変更につながることもあります。そして、ユーザビリティ・テストの実施時期が開発プロセスの後半になればなるほど、その変更はより広範囲に及び、コストがかかることになります。そのため、正しく提供し、できるだけコストを抑えるという観点からは、早めのテストが望ましいといえます。
ユーザビリティ・テスト・プロジェクトを委託する前、または実施する前に、専門家からアドバイスを受けることが役に立ちます。専門家は、合理化または節約できる分野、あるいは将来の支出を節約するために今できる行動を指摘してくれるかもしれません。
ユーザビリティ・テストについてお考えの方で、経験豊富な実務担当者と気軽に話をしたい方は、+44(0)800 0246 247までご連絡いただくか、電子メールでお問い合わせください。 hello@ux247.com.